データ分析の基本と実践

 2020.08.14  カスタマーデータ活用ポータル編集部

今、多くのマーケティング担当者が「データ分析」のスキルを求められています。ITツールの導入によって集まった膨大なデータを分析することで、次に取るべき行動が明確になり、新たなビジネスチャンスへとつながるのです。

しかし社内でデータ活用技術を持つ人が少ないと、「データ分析なんて難しい」「どう取り組めばいいかわからない」と悩む担当者も多いのではないでしょうか。

この記事ではデータ分析をする時にまず知っておきたい基本、そして慣れていない担当者でも取り組みやすい実践方法についてご紹介します。

データ分析で押さえておきたい基本

「分析」と聞くと身構えてしまいますが、あまり難しく考える必要はありません。まずは担当者が知っておくべき、データ分析の基本を見ていきましょう。

分析で使えるデータとは

社内には多くのデータが存在するも、「どのデータを分析に使えばいいかわからない」という担当者も多いのではないでしょうか。「データ」というと販売データや顧客の属性といった項目がすぐ思いつきますが、それだけではありません。

たとえば顧客からの問い合わせデータやメルマガの反響といったものも分析に使えるデータですし、もちろん顧客からのクレームも大事なデータです。まずは社内にどんなデータが蓄積されているのか、確認してみるといいでしょう。

データ分析=ビジネス戦略ではない

データ分析を始める前に知っておきたいことは、「データ分析とビジネス戦略は一緒ではない」という事です。ビジネス戦略は経営の目的を達成するための思考や計画のことで、企業によってはデータを使わず経営陣のセンスや経験にゆだねられることがあります。

しかしデジタル時代を迎えあらゆるものがデータ化された今、そのデータをビジネス戦略に活用しない手はありません。データの分析結果から「気づき」を見つけることで、人の感性に頼らない確かなビジネス戦略を立てることができるのです。

また、ビジネス戦略は立てて終わりではなく、その戦略が成果を上げているか「検証」を行う必要もあります。その際も、社内に存在するデータを使って分析を行うのです。

必ず目的を決めてから実践しよう

現在では多くのデータ分析方法がありますが、どんな手法を使うにしても「目的」を見失ってはいけません。さまざまなデータ分析方法を試しても上手くいかないときは、一度データ分析を行う目的を見直してみるといいでしょう。

データ分析をこれから始めるという時は、まず「今社内にあるデータで何がわかるだろう」と考えがちです。しかしデータ分析で大切なことは、「何のために分析するか」という目的を明確することなのです。

「自社サービスを利用している年齢層を分析して、狙っているターゲット層と合致しているか知りたい」「問合せ件数の変化を見て、打ちだしているキャンペーンの効果を知りたい」など、まずは社内でデータを分析する目的をしっかりと話し合いましょう。

データ分析はエクセルでも実践できる

「分析」というと難しい印象があり、「高価なツールやソフトが必要なのか」と悩む担当者も少なくありません。しかし、オフィスツールとしてすでに導入されているエクセルでもデータ分析を行うことができます。

エクセルでデータ分析を行うメリット

新しくツールやソフトを購入する必要がなく、低コストで始めることができます。また、すでに使用しているエクセルでデータ分析ができるとなると、担当者はあまり気負わずに取り組める点もメリットでしょう。

多くの企業がデータ分析の必要性を感じているものの、「社内にスキルを持った人がいない」「外注するとコストがかかり会社が許可しない」とさまざまな事情で二の足を踏む企業が多いものです。そんな時、エクセルでデータ分析を行うスキルを身につけた担当者がいれば、企業にとって大きな戦力となるでしょう。

エクセルでできるデータ分析2選

エクセルでデータを分析する時の基本として、以下の2項目を知っておきましょう。

クロス集計

データ分析の中でも簡単な方法であり、基本として知っておきたい集計方法です。2つ以上の項目をクロスさせて集計させるクロス集計は、属性ごとにデータを集計できます。

たとえば支店ごとや担当者ごとに売り上げを調べるといった、一つのデータを多方面から分析できます。

ピボットテーブル

エクセルでクロス集計を行う時、最もよく使われるのがエクセルの「ピボットテーブル」という機能です。エクセルでデータ分析というと「複雑な関数やVBAといった高度な処理が必要ではないか」と思われがちですが、実はエクセルに標準搭載されているピボットテーブルでさまざまなクロス集計を行えます。関数よりもかなり直感的にデータを分析できるので、データ分析に不慣れな担当者は基本の手法として知っておくと役に立つでしょう。

エクセルで分析したい項目を表にまとめたら、[ピボットテーブル]というボタン1つでクロス分析を行うことができます。(ピボットテーブルの呼び出し方はエクセルのバージョンで異なります)。きちんとデータソースとなる表を作っていれば、エクセルが自動でデータ範囲を認識してくれます。

ピボットテーブルが無事に作れたら、後は調べたい項目を入れ替えることで、さまざまな切り口によるデータ分析ができます。事前に決めている目的に合わせてデータ分析を行ってみましょう。

エクセルのデータ分析で注意したい事

エクセルはデータ分析の基本ステップとしておすすめですが、複雑なデータ分析を行う場合は、やはりエクセルでは限界があります。ピボットテーブルでデータ分析を始めた段階で、「表計算を行うよりも動作が遅い」と感じることもあるでしょう。

データの量があまりに多いとエクセルがフリーズすることがありますので、その点は注意が必要です。膨大な量のデータを分析するようになれば、その段階でデータ分析に特化したツールの導入を検討するのもおすすめです。

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まとめ

データ分析を取り組む前に知っておきたい、基本的なポイントをご紹介しました。デジタル時代となった現在では、集めたデータ活用できるかどうかが重要なポイントとなります。マーケティング担当者は、今後ますますデータ分析のスキルが求められるでしょう。

データ分析は複雑なものもありますが、今回ご紹介したようにエクセルでも十分に分析を行えます。しかしどんなに複雑になっても基本的な考え方は変わりません。「何を知りたいか」という目的を明確にすれば、ツールの性能に関係なく適切な分析が行えるでしょう。


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