データの利活用に不可欠なプラットホームの構築

 2021.09.30  カスタマーデータ活用ポータル編集部

ビッグデータの活用が可能になった現在、ビジネスにおけるデータ活用の重要性はますます高まっています。しかし、日本はほかの先進国に比べてICTの活用が遅れており、データ活用の仕方が分からない企業も多いことでしょう。そこで本記事ではデータ活用の概要や、データ活用に不可欠なプラットホーム構築の必要性について解説します。

データ活用とは

「データ活用」とは、ビジネスにおいて継続的にデータを利用し、生産性の向上や新商品の開発、新たな経営戦略やマーケティング戦略の策定・実施などにつなげることを意味します。データ活用が今日これほど注目されるようになったのは、ストレージ技術の向上などによってビッグデータの取得が可能になったこと、そして高性能なAI・BIツールなどの登場により、それをビジネスに活かすのが容易になったことが挙げられます。現在、日本では働き方改革や新型コロナウイルスの感染症対策などのために、国を挙げてDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進に取り組んでいますが、データ活用に向けた取り組みはDXの第一歩ともいえるでしょう。

データ活用の目的

多くの企業がデータ活用に取り組んでいる最大の目的は、データを事業活動やビジネスの意思決定に役立てることにあります。データはビジネスの至るところで活用されるべきものですが、とりわけ親和性が高いのはマーケティングの分野でしょう。

インターネットやスマホの普及により、多様かつ複雑に変化した顧客活動を把握するには、一個人の勘や経験則ではもはや間に合わなくなっています。そこで、顧客ニーズを正確に把握し、それに即した商品やサービスを的確に提供していくために、ユーザーの行動履歴やアンケートデータなど、さまざまなデータを収集・分析する必要性が高まっているのです。客観的なデータに基づいた経営思考は「データドリブン」と呼ばれ、今やビジネスにおけるスタンダードな考え方になっています。

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データ活用のメリット

データ活用は、企業にとってさまざまなメリットをもたらすと考えられています。具体的には、以下のようなメリットが挙げられます。

現状の把握と将来予測

データ活用のメリットとして真っ先に挙げられるのが、現状の把握と将来の予測に役立つことです。現在はさまざまな形でデータ取得の迅速化が図られており、リアルタイムな現状把握・現状分析も可能になりました。たとえば、商品の在庫状況を可視化すれば、余剰在庫を減らしたり、売れ筋商品を素早く補充したりできるでしょう。このように分析データの「見える化」によって、迅速な意思決定やデータに基づいた将来予測が可能になります。

新たなビジネス戦略の立案

データ活用は、新たなビジネス戦略の立案にも役立ちます。客観的なデータは、主観的な経験や勘よりも確固とした土台をビジネス戦略に与え、より明瞭な見通しが可能になります。たとえば、あるプロジェクトを企画する際、過去の類似したプロジェクトのデータを参考にできれば、予想される予算や売上高はより根拠あるものになり、過去の事例から成功のヒントを得ることも可能でしょう。また、1つのデータだけでは気づかないことも、複数のデータと照らし合わせることで、新たな気づきが生まれる可能性があります。現在ではBIツールなどを活用することで、膨大なデータ分析も自動化できるようになっています。

売上の向上

データ活用は、売上の向上という直接的な形でもビジネスに寄与します。データ活用によって顧客の嗜好や関心の高い商品などを分析・可視化できれば、ターゲットを絞り込むことが可能です。たとえば単純なところでは、「商品Aを買う人は商品Bも一緒に買う確率が高い」「この季節には、この種類の商品がよく売れる」といった傾向がデータからわかれば、それに沿ったキャンペーンや販売戦略を実施し、さらに売上を伸ばせるでしょう。このように、データ活用は売上アップにも貢献します。

データを活用するためにはプラットホームの構築が不可欠

データ活用は企業にとってさまざまなメリットがありますが、データを活用するためにはプラットホームの構築が不可欠です。冒頭で述べた通り、現在はスマートフォンやタブレットといったモバイルデバイスを誰もが持つようになり、SNSやアプリの普及も手伝って、ユーザーの行動は複雑化してきています。当然そこで取得されるデータ量も膨大になっており、有効活用していくためにはデータを集約し、分析を自動化できる基盤作りが欠かせません。

そこで重要になってくるのが、データ活用プラットホームの導入です。文書や画像、動画、音声のような非構造型データも含め、多様なデータを管理・分析できるシステム基盤を構築することで、従来は見過ごしていたビジネスニーズや新たなビジネスチャンスの発見が期待できます。

「SAP Customer Experience」がデータ活用の効率化をサポート

前項で解説した通り、データ活用のためには、その基盤となるプラットホームの構築が欠かせません。そこでおすすめしたいのが、次世代のクラウド型CRMサービス「SAP Customer Experience(SAP C/4 HANA)」の導入です。

SAP C/4 HANAは、欧州トップクラスのITベンダーであるSAP社が提供しているCRM(顧客管理システム)です。SAP C/4 HANAでは、すべての顧客データを1つのプラットホームで一元管理できるため、企業はさまざまな部門や業務から取得した顧客データを全社的に素早く共有できます。

さらに、SAP C/4 HANA に含まれるアプリケーション「SAP Customer Data Cloud」には、顧客データを統合管理し、顧客プロファイルを作成する機能もあります。これを活用することで、個々の顧客にパーソナライズした戦略の策定も可能でしょう。

このようにSAP C/4 HANAを導入することによって、企業は顧客データを活用するためのプラットホームを構築し、ビジネスに活かせるようになります。

まとめ

データを分析することによって、企業はこれまで見過ごしていた新たなビジネスチャンスを発見し、客観的な根拠に基づいたビジネス戦略の構築が可能になります。ただし、データ活用を推進していくには、その基盤としてさまざまなデータを管理・運用できるプラットホームの構築が不可欠です。

「SAP Customer Experience(SAP C/4 HANA)」は、顧客データの全社的な一元管理を可能にするCRMプラットホームです。顧客データをさらにビジネスで活用するためにも、ぜひ導入をご検討ください。


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