自社ECの構築方法やメリット・デメリットを解説!

 2021.10.31  カスタマーデータ活用ポータル編集部

自社ECサイトの構築にバリエーションが増えたことで、中小規模事業者でも導入を検討されているところが増えています。

そこで本記事では、モール型ECとの違いや、自社ECサイトの主な構築方法、自社ECのメリット・デメリットについてわかりやすく解説します。

自社ECとは

自社ECとは、独自ドメインを取得してECサイトを運営することを指します。

ほんの数年前までは、システムをゼロから立ち上げて運営する必要がありましたが、現在ではさまざまな構築方法が登場したことにより、あまり多くの予算を割けられない中小規模ショップでも導入できるようになりました。

モール型ECとの違い

自社ECと比較されるスタイルとして、モール型ECがあります。モール型ECとは、ショッピングモールのドメインを使用して運営するECサイトのことです。代表的なところでは「Amazon」や「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」「ZOZOTOWN」などがよく知られています。

自社ECとモール型ECには、主に運営者とドメイン、初期費用、月額費用などにおいて違いがあります。

まず運営者が自社とショッピングモール(楽天市場やYahoo!ショッピングなど)という違いがあります。ドメインも独自ドメインとショッピングモールの違いがあることは前述の通りです。

また初期費用が自社ECでは構築費用がかかるため高額になる傾向にありますが、ショッピングモールでは安価です。反対に月額費用は、自社ECの場合ならシステム保守料や利用料などだけで済みますが、ショッピングモールでは、売り上げの数%や付加サービス料など、なにかとコストが必要になります。

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自社ECの構築方法

自社ECの構築方法には、「ASP」「パッケージ」「オープンソース」「フルスクラッチ」の4種類があります。それぞれの特徴について見ていきましょう。

ASP

ASPは、すでに作り込まれたECサイトプラットフォームをインターネットによりユーザーに提供する形を指します。すでに作り込まれているため、費用が安いという特徴があります。
また、プロバイダーがシステム更新をするので、自社でアップデートしなくても最新機能が利用できます。

パッケージ

パッケージは、ECサイトに必要な機能をある程度盛り込んだものがパッケージ販売会社から販売されており、それを購入する方法を指します。ある程度自由にカスタマイズできるメリットがあります。

オープンソース

オープンソースは、無料で公開されているソースコードをダウンロードし、プログラマーが自社向けに編集するタイプを指します。スキルさえあれば無料で行えるため、技術力はあるけど費用はないという場合におすすめです。

フルスクラッチ

フルスクラッチとは、すべてをはじめから構築する方法を指します。上記の中で最もコストがかかるものの、通常のECサイトでは対応できないような機能・運用にも対応可能で、自社にマッチしたサイトを求める方におすすめです。

自社ECのメリット・デメリット

では実際に自社ECを導入するにあたり、メリット・デメリットについて確認していきましょう。魅力が多い自社ECですが、当然デメリットもあります。双方を比較しつつ、効果的な選択を取りたいものです。

自社ECのメリット

自社ECの主なメリットは、「自社ブランドの確立」「利益率の高さ」「リピーターの獲得」などが挙げられます。

まず「自社ブランドの確立」です。そのすべてを自社で管理する自社ECは、サイトデザインや独自のキャンペーンを打ち出せるなどの意味でブランドイメージをしっかりとアピールができます。

一般的なECモールの場合、一定の店舗デザインが定められていることが多く、そこで競合他社と差別化することは難しい印象です。写真や文章をこだわっても大きな差別化にはなりません。

またキャンペーンに関しても、ECモール全体が行うキャンペーンに参加できても、自社で独自キャンペーンを打ち出すなどは困難です。

自社ECであればデザインやキャンペーンなどすべて管理できるため、お客様に魅力を伝えやすく、自由度の高い運営が可能です。

次に「利益率の高さ」です。ECモールに出店する場合、出店料や月額費用、販売手数料などの各種費用負担が発生します。

一方自社ECであれば、各種手数料の負担がないため、商品の売り上げがそのまま利益として得られます。そのため、ECサイトの管理費用は少々かかりますが、全体としての利益率は高くなります。

最後に「リピーターの獲得」です。モールの場合、顧客情報を管理するのはモールの管理者です。つまり購入された際の各種データを集めることが困難なのです。

自社で運営すれば、情報は自社のものとなり、集めたデータをもとに細かく分析しつつ改善し、コンテンツを充実させられます。

過去に購入履歴があるお客様に販促活動を行えば、より確度の高いリピーターになってもらえる可能性もあるでしょう。もちろん、他社との差別化そのものもリピーター構築に役立ちます。

安定した売り上げを確保するECサイトを構築するためにはリピーターの存在は不可欠です。そうした意味でもメリットといえるでしょう。

自社ECのデメリット

反対に自社ECのデメリットは、「長期計画が必要なこと」や「集客の難しさ」などが挙げられます。メリットだけでなく、デメリットについても向き合うことで成功確率が上がります。それぞれについて見ていきましょう。

まずは「長期計画が必要なこと」です。ECサイトを開設したての場合、少しずつブランドを確立していく必要があります。ブランドを確立するためには多くの人々に知ってもらう必要があり、そのためには集客に取り組んでいくことが重要です。

ただこの集客には時間がかかります。主な手法としてSEO対策やSNS運用、各種広告の打ち出し、ECサイトの問題点の改善などがありますが、これらを行えばすぐに結果が出るとは限りません。

そうした意味で、長期的な視点にたった計画がなければ頓挫してしまう可能性があります。すぐに売り上げを出さなければ厳しいという場合、自社ECは困難を極めるでしょう。

そしてもう1つが「集客の難しさ」です。集客の重要性は前述の通りですが、その集客が難しさを押さえておく必要があります。

ECモールのように、企業の認知度やブランドによって多くの人々が滞在するわけではないため、SEO対策やSNS運用などの施策で一から自分たちで集客する必要があります。

集客ができなければ、商品が売れないという厳しさが自社ECのデメリットです。

「SAP Customer Experience」で自社ECを構築

最後に自社ECを構築するツールとして、「SAP Customer Experience」について紹介します。SAP Customer Experience(SAP C/4 HANA)とは、SAP社が提供するCRMサービスのことで、次世代クラウド型CRMソフトウェアとして注目されています。

SAP Customer Experience(SAP C/4 HANA)の最大の魅力は、1つのプラットフォームでデータを一元管理できることです。ECやキャンペーン、カスタマーサービス、SNS管理など、あらゆるジャンルのデータを一元管理できるため、それぞれを連携させたり、社内で共有したりが容易にできます。

また顧客データと業務データを組み合わせることで、多角的な経営視点の活用やスピード感のある戦略立案などが可能です。

さまざまな市場参入モデルに対応したeコマースを実現しており、魅力的な自社EC構築に貢献します。

まとめ

これまでは一部の企業しかもてなかった自社ECサイトですが、構築方法の多様化などにより多くの企業が検討するようになりました。

ブランドの確立やリピーターの獲得、ランニングコストの削減など、ビジネスを行う上で魅力的なメリットも多いため当然の流れといえるでしょう。

ぜひ本記事を参考に、自社ECサイトの導入について検討してみてはいかがでしょうか。


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