ECサイト向けSEO対策のポイントとは?ECならではの注意点を紹介

 2021.10.29  カスタマーデータ活用ポータル編集部

ECサイトを運営する中で、ユーザーの訪問を促す集客への取り組みは重要です。広告やSNSを活用して短期的な集客を増やすことはできますが、長期的なアクセスの維持には不向きです。そこで活躍するのが、検索エンジンで上位を狙うSEO対策です。本記事ではECサイトにおけるSEO対策について解説していきます。

ECサイトにもSEO対策は必要?

EC市場の規模は年々拡大しており、経済産業省の「電子商取引に関する市場調査の結果」によると2020年のB2C-EC市場規模は19兆2,779億円と巨大なマーケットとなっています。EC市場の拡大は引き続き期待されており、現在多くの企業がEC市場に参入していることから競争が激しくなっています。こうした環境下では、自社サイトにユーザーを集客する施策が必要不可欠です。

しかし、集客方法として代表的な手法であるWeb広告やSNSは、即効性が期待できるものの、短期的な集客に陥りやすく費用もかかります。費用に応じてリーチを大きくできる点は魅力ですが、思うように集客できないリスクも付きまといます。

一方、ページの検索順位を上げるSEO対策は、出費を必要としません。自然検索で上位表示を狙うため、継続的なアクセスを集められれば長期的なコンバージョンや利益の増大も期待できます。ECサイトにおいても顧客の流入は売上と相関するので、SEO対策は必要であると言えます。

https://www.meti.go.jp/press/2021/07/20210730010/20210730010.html

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SEO対策とは?

SEOはSearch Engine Optimizationの略で、直訳すると「検索エンジンの最適化」を意味します。具体的には、検索されたキーワードの回答として折り返される検索結果において、自社サイトのページが上位に表示される様にWebサイトを最適化する施策です。

自社が提供する商品を購入する可能性があるユーザーが検索したキーワードについてSEO対策を実施し、ユーザーを呼び込む仕組みを構築します。検索上位に表示されるためには、検索エンジンの検索結果を折り返すプログラムに対して、「サイトのコンテンツを正確に伝える」「ユーザーが求めているコンテンツを提供する」という2点を重視したSEO対策が求められます。

SEO対策のポイント

SEO対策の中でも基本的な施策が内部対策です。ここでは基本となる施策について紹介します。

キーワードの選定を行う

キーワードの選定は、SEOにおいて重要度の高い要素です。ECサイトへの訪問者数を増やすには、自社で扱う商品を言語化して、カテゴリーや特徴、用途、要素をキーワードとして抽出します。通常であれば、多くのユーザーが検索するキーワードについて対策します。例えば、美容品を扱うECサイトであれば、「美容液」や「化粧水」といった商品のカテゴリーや「美白」「敏感肌」のように性質を表す言葉は検索数が多いと考えられます。

また、こうしたキーワードと「朝」「しっとり」など用途や関連性の高いキーワードを組み合わせて、「朝 化粧水 急ぎ」のように具体性の高い検索について対策することもできます。これをロングテールキーワードと呼びます。こうしたキーワードは検索ボリュームが小さいため1ヶ月の間に検索される総数は少ないものの、目的がはっきりしているためアクションにつながりやすいキーワードであると言えます。

タイトルやディスクリプションの見直しをする

タイトルタグは検索エンジンにコンテンツの概要を伝える要素として非常に重要で、Googleが提供する検索アルゴリズムの中でも重要な要素として明言されています。タイトルタグに書かれた内容は検索結果に大きな影響を与えるため「ユーザー」と「検索エンジン」両方に内容が予想できるように設定することが大切です。

重要なキーワードを確実に表示するために、タイトルの前半に重要な要素を配置しましょう。表示される文字数は30文字が目安です。同時にページの説明文として表示されるディスクリプションタグも見直してください。商品の魅力や訴求文を簡潔に掲載してユーザーに訴求できれば、クリック率の増加が見込めます。

構造を最適化する

大前提として、検索結果にページが表示されるためには、ページがインデックスされている必要があります。インデックスとはGoogleがWebサイトの情報を収集するクローラーがサイト内をクロールする時に、ページの内容をデータベースに格納することを意味します。インデックスはGoogleが無料で提供しているSearch Consoleから確認可能です。インデックスされていない場合は、Googleにクロールしてもらえるように申請をするか、XMLサイトマップを送信する必要があります。

また、GoogleはモバイルフレンドリーなWebサイトを優先して表示するアルゴリズムになっているため、モバイル端末でも扱いやすいページになっているかも確認しておきましょう。ページの表示速度もSEOでは重要な要素であるため、Googleが提供する無料ツールPageSpeed Insightsなどで確認しておいてください。Webサイトに存在する各ページが適切に表示される状態の保持も重要です。

ECサイトならではの注意すべきSEO対策

ECサイトでSEO対策を行うときは、通常のサイトとは異なる視点からの対策も必要になります。ここではECサイトならではのSEO対策について紹介します。

クローラがわかりやすい画像情報を記載する

クローラーがサイト内を回遊する時、基本的にはテキスト情報のみを読み取ってインデックスします。しかし、ECサイトでは画像を多用するため、サイトの情報が正確に伝わらない可能性がある点には注意が必要です。

対策としては、画像情報を可能な限り正確に伝えるしかありません。画像を最適化すると画像検索で上位に表示されるようになるため、露出するチャネルを拡大できます。まず、画像にalt属性を設定しましょう。altタグは画像に対して、どのような内容の画像なのかをクローラーに伝える役割があります。

また、画像の構造化データへの書き換えも重要なポイントです。画像検索では商品(Product)、動画(Move)、レシピ(Recipe)が対応しています。画像のURLをわかりやすい内容に設定し、画像サイトマップを作成する取り組みもクローラーにサイトの情報を正確に伝える手立てとして有効的です。

購入しやすい導線を作る

商品購入までの導線は、ECサイトにとってゴールに最も近い部分であるため重要度が高い要素です。まず、「カートに入れる」ボタンの位置や、フォーム画面への遷移しやすさを確認しましょう。ユーザーがどのページからアクセスしても簡単に購入ページにたどり着ける構造でなければ機会損失につながる恐れがあります。こうした改善は、ユーザービリティが向上するだけでなく、成約率のアップにも繋がります。

商品数を増やす

良質なサイトの条件のひとつに、豊富なコンテンツ量が挙げられます。ECサイトの場合、コンテンツ量を増やす手段として「取り扱う商品を増やす方法」もしくは「商品に対する特集コンテンツを作る方法」があります。基本的には取扱商品を増やすことが大切ですが、商品を増やせない場合は特設ページを作り、コンテンツの魅力や使い方、開発秘話といった切り口でコンテンツを充実させていきましょう。

重複コンテンツを削除する

重複コンテンツとは自他を問わず、ネット上に存在する「内容が重複しているコンテンツ」のことです。ECサイトの場合、色使いだけが違う同一規格の商品に対して同じ説明文章を使用していると重複コンテンツとして判断されることがあります。重複コンテンツはランキングを下げる要因となるため「ページの削除」か「canonicalタグで評価を集約する」方法で対策しましょう。canonicalタグとは、重複するコンテンツに対してGoogleに「canonicalが向いているページを評価してください」と評価の矛先を向けるタグです。

販売終了した商品への対策を行う

ECサイト内に、販売終了した商品ページが発生する可能性もあります。こうしたユーザーにとって価値のないページは、ユーザー満足度を下げてしまい、Googleの評価を落としてしまうかもしれません。対策としては、ページ自体をクローズしてしまうか、noindex を使用して検索インデックス登録をブロックし、検索結果に表示されないように指示をするなどの方法があります。

セキュリティ向上のためのSSL化をする

ECサイトではクレジットカード番号などの個人情報を扱うため、セキュリティ対策が必要不可欠です。また、GoogleはECのみならず全てのサイトで全ページのSSL化を推奨しており、アルゴリズムにも要素として含まれています。言い換えれば、データ通信を暗号化してセキュリティを高めるSSL化をしておくと、SEO対策につながります。

パーソナライズされたECサイトで購買行動を促進するSAP Commerce Cloud

ECサイトの運営では購買行動に対してパーソナライズされたアクションが不可欠です。SAP Commerce CloudはB2B、B2C、B2B2Cなどあらゆるビジネスモデルに対応可能で、シンプルな操作性を備えたeコマースプラットフォームです。ECサイトを構築するために必要な機能が全て揃っており、顧客の意図や好みに基づくユーザー体験を提供できます。

また、需要シグナルとサプライチェーンを結びつけることで在庫管理を最適化できるため、コスト削減にも大きく影響します。拡張性も高いため用途に合わせて適した形で施策を実施できる点も魅力でしょう。ECサイトの顧客満足度の向上、コンバージョン率の改善、受注額の増額などを狙いたい場合に導入したいソリューションです。

まとめ

ECサイトでもSEO対策は重要です。その中でもECサイト特有の対策としては、商品ページに対するコンテンツの作成やクローラーに適切に内容を伝える工夫があげられます。特に商品の入れ替わりが激しい場合は状況に合わせて適切な対応が求められます。

さらにECサイトでは顧客の抱えるニーズや購買行動に対して適切なアプローチも求められます。そのため、顧客情報を管理し、パーソナライズされたECサイトの構築が不可欠です。SAP Commerce CloudのようなECサイトに必要な機能が全て搭載されたツールを導入して顧客満足度の向上とSEO対策を実施し、ECサイトのクオリティを高めていきましょう。


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