コンテンツ管理システム(CMS)とは?種類や機能などの基礎知識を解説!

 2021.09.30  カスタマーデータ活用ポータル編集部

HTMLやCSSなどの知識を保持していなくても、コンテンツ管理システム(CMS)を活用することで、Webサイトの構築が可能です。この記事では、CMSの基本的な概要や機能、種類といった基礎知識を解説しています。それらを踏まえた選び方も紹介しているので、CMSの導入を検討している企業担当者の方は参考にしてみてください。

コンテンツ管理システム(CMS)とは

「コンテンツ管理システム(以下:CMS)」とは、Webサイトのコンテンツを一元的に管理し、簡単にWebページを作成・更新・編集できるシステムです。英語の「Contents Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)」を略した「CMS」で呼ばれています。

本来、Webサイトを構築する際は、HTMLやCSSといった専門知識が求められます。そのため、専門知識を保持していない人が、ビジネスで使えるWebサイトを構築できるようになるまで、相当長い時間が必要です。

一方、CMSを利用することで、難しい専門知識を身に付けなくても、簡単かつ短時間でWebサイトの構築が可能です。構築後に、Webページを追加・編集するのも難しくありません。HTMLやCSSなどの専門知識を必要とする操作や処理を、CMSが自動的に実行してくれるためです。

CMSとMAツールの違い

MAは「Marketing automation(マーケティングオートメーション)」を略した言葉です。MAツールとは文字通り、マーケティング活動を自動化し、パーソナライズの施策を効率的に行うシステムを指します。

たとえば、メールマガジンを送信する際は、メールアドレスの取得や送信先リストの作成、メール送信などといった作業が欠かせません。MAツールを利用すれば、簡単な指示を出すだけで、これらの作業を自動的に行ってくれます。送信先の属性に応じたWebページへ誘導したり、行動履歴をもとに「どの程度導入を検討しているか」をスコアリングしたりすることも可能です。

また、MAツールには、マーケティング向けのランディングページを作成する機能もあります。ただし、CMSのようにWebサイト全体のコンテンツを管理する機能は備わっていません。

CMSとMAツールの共通点は、いずれもマーケティングの促進に活用できる点です。しかし、先ほど説明した通り、両者の役割はまったく異なるといえるでしょう。一言で表せば、CMSはWebサイトのコンテンツを一元管理するツールで、MAツールは見込み客を管理するツールです。必要に応じて、CMSとMAツールを使い分けなければなりません。

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CMSの種類

CMSには複数のタイプがあり、自社の目的に適した種類を選択することが重要です。ここでは、なかでも代表的な「オープンソース型」と「パッケージ型」を詳しく紹介します。

オープンソース型CMS

2つのタイプのうち、オープンソース型はソースコードが公開されており、ライセンス費用が不要となるタイプです。小規模サイト向けといわれており、代表的なオープンソース型CMSとして、「Word Press」が挙げられます。Word Pressは、世界的に多くの企業が採用しているため、名前だけでも聞いたことがある方は多いでしょう。

Word Pressをはじめとした、オープンソース型CMSの利用の大きなメリットは、まず安価で導入できるため、コストを抑えられることです。そのほか、拡張機能が豊富に用意されている点も、メリットの一つといえるでしょう。

その反面、基本的にサポート機能が実装されていないため、問題発生時には、自分で情報を集めて対応する可能性がある点に要注意です。もしくは、パートナーを契約してサポートを受ける必要があります。

また、セキュリティ的な懸念点がある点も否定できません。しばしば脆弱性が報告される上に、セキュリティの設定はすべてユーザーに任せられているからです。脆弱性を解決するためのアップデートで、不具合が生じるおそれもあります。

これらを自社で解決するのが困難である場合は、次に紹介するパッケージ型CMSを選ぶとよいでしょう。

パッケージ型CMS

パッケージ型とは、ベンダーが独自で開発・提供しているタイプを指し、中~大規模サイトに向いています。一般的に、オープンソース型とは異なり、ソースコードは公開されておらず、利用するためには初期費用やライセンス料が必須とされています。

その反面、ベンダーの導入支援やセキュリティ設定などのフォローを受けられます。これによって、利用する企業担当者の負荷が軽減され、Web記事などのコンテンツ作成に集中できるようになるのです。

パッケージ型CMSでは利用開始後に、ベンダーのサポートが提供されるので、トラブルや問題が発生した際に、担当者は対応したり長い時間を費やしたりする必要がありません。

CMSに求められる機能

CMSを選ぶ際は、どんな機能の有無をチェックするとよいでしょうか。以下、代表的な機能をいくつか紹介します。

テンプレート

あらかじめ見栄えのよいデザインがセットされた雛型です。テンプレートを活用すれば、自分で一からデザインしなくても、ビジネスで通用するWebサイトをスムーズに構築できます。

マルチデバイス対応

PCだけではなく、スマートフォンやタブレットのサイズに適したWebページを、自動的に生成する機能です。マルチデバイス対応が備わっていれば、PC向けやスマートフォン向けのページを別々に作成したり管理したりする手間を省けます。

SNS連携

文字通り、Webサイトへの流入を目的とした、SNSとスムーズに連携できる機能です。「いいね!」や「シェア」などの、SNSに情報を拡散するためのボタンをWebページに取り付ける方法や、Web記事を更新した際にInstagramやTwitterなどにも同じ内容を自動的に投稿される方法などがあります。

ページ複製機能

作成済みのWebページをコピーして、新しいWebページを作成する機能です。すでに存在するWebページのテキストや画像を編集するだけで、簡単に新しいWebページを作成できます。同じようなデザインのWebページを量産したいときに役立ちます。

独自ドメイン

企業の信頼感アップや社外へのアプローチのを目的とした、独自ドメインでWebサイトを運用できる機能です。ドメイン歴が長いほど公式らしさが出るため、SEO的にも非常に有効であり、独自ドメインでの運用が推奨されています。

SEO関連機能

h1タグやtitleタグ、descriptionタグ、キーワードタグといったSEOで重要となるタグを、簡単に設定できる機能です。Webサイト運用の基礎となるSEO対策として、取り入れるべきといわれています。

CMSの選び方

CMSを導入する際は、まずオープンソース型とパッケージ型のどちらを選択するか決めましょう。その上で、必要な機能が備わっているか、セキュリティ的に問題がないかなどのチェックも重要です。

オープンソース型は、セキュリティの設定を自社で行わなければなりませんが、パッケージ型は業者が代行してくれます。自社で運用するのが不安な場合は、パッケージ型を選択するとよいでしょう。

また、どのような目的でどのような性質のWebサイトを構築したいのかも、CMS選びに欠かせないポイントです。たとえば、情報を積極的に発信したいWebサイトを作りたいなら、マルチデバイス対応やSNS連携の機能は、必要不可欠といえるでしょう。

マーケティング部門の効率化に役立つ「SAP Customer Experience」

「SAP Customer Experience(SAP C/4 HANA)」は、ヨーロッパの中でも最大手のシステムベンダー「SAP社」が開発したCRMサービスです。SAP Customer Experienceを利用することで、膨大な顧客データを収集・分析し、顧客ごとのニーズに合わせたサービスを提供します。一つのプラットフォームですべての顧客データ一元管理し、顧客の全体像を把握することも可能です。そのほか、「SAP Marketing Cloud」によって、マーケティングを最適化させて、売上アップを目指すためのサポートを受けられます。

CMSは、専門知識がなくとも高品質なWebサイトを構築できる、便利なシステムです。低コストで手軽に利用できるオープンソース型や、ベンダーが独自開発した有償のパッケージ型などがあります。CMSを使う際は、自社に適した種類を選択することが重要です。

まとめ

CMSは、Webサイトの全コンテンツを一元的に管理するためのシステムです。CMSを利用すれば、HTMLやCSSなどの専門知識がなくても、Webサイトを簡単に作成・更新できます。CMSには低コストで使える「オープンソース型」と、ベンダーが独自開発した「パッケージ型」の2つがあるので、用途に合わせて選択しましょう。また、CMSには「テンプレート」や「マルチデバイス対応」といった多くの機能が備わっており、CMSを選ぶ際には、自社が求める機能の有無のチェックも必要です。これらをもとに、自社に合ったCMSの導入を検討してみてください。


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