デジタル時代のマーケティング分析

 2020.08.17  カスタマーデータ活用ポータル編集部

自社の強みや競合の特徴、市場の環境など、現在ではあらゆるデータが存在します。しかし、それらのデータを活用できていないと悩む担当者は多いのではないでしょうか。

デジタル時代となった現在では、いかにデータを活用できるかが重要なポイントです。この記事では、データを活用してビジネスを成長させるための「マーケティング分析」についてご紹介します。

なぜ今の時代マーケティング分析が必要なのか

「マーケティング分析」とは一体どういった行動を指すのでしょうか。マーケティング分析の基本的な考え方と、その必要性についてみていきましょう。

マーケティング分析とは

マーケティング分析とは、自社データや市場の環境といった要因を元に必要な情報を導き出し、自社のビジネスに活用することをいいます。販売戦略を考える時はもちろん、今の戦略が成功しているかを確認する時にもマーケティング分析は欠かせません。

マーケティング担当者は、日々変わりゆく市場や顧客のニーズの把握を求められます。そんな時マーケティング分析の手法を知っていれば、スムーズかつ的確な情報を提供できるでしょう。

デジタル時代におけるマーケティング分析の必要性

現代社会ではビッグデータと呼ばれるほど膨大な情報が溢れていますが、果たしてそのデータをどれだけ活用できているでしょうか。全く連携できておらず、ただデータが蓄積されているケースも少なくないでしょう。

デジタル時代と呼ばれる昨今では、AIやIoTといったテクノロジーがどんどん取り入れられています。そして、SNSやWebサイトなどの浸透によって顧客の消費行動は年々複雑になっているのです。つまり企業は、複雑化する消費者行動を追いかけ、顧客の行動に合わせた戦略を立てなければいけません。

あちこちに散在するデータを効率的に集めてマーケティング分析を行うことで、「今」必要な戦略を導き出すことができます。

デジタル時代に活用できるマーケティング手法3選

マーケティング分析の必要性がわかったところで、次は具体的な手法をみていきましょう。デジタル時代に活用できる、3つの手法についてご紹介します。

3C分析

3C分析は、顧客(Customer)、競合他社(Competitor)、自社(Company)の3つのCで分析を行います。市場環境を分析することで自社の強みや弱み、そして「KSF」といわれる成功要因を見つけることで、市場の中でどう戦うべきか分析することができます。

3C分析は3つの項目を使うシンプルなマーケティング分析方法で、スターバックスコーヒーをはじめ多くの企業が取り入れているといわれています。

まずは業界の市場規模や顧客の消費行動、ニーズといった「顧客」に関する情報を集めます。

そして、競合のシェア率や戦略、特徴といった「競合他社」に関する情報を集め、最後に自社の理想(ビジョン)や現在のシェア率、リソースや強み、弱みといった「自社」に関する情報を分析するのが3C分析の一般的な手順です。

PEST分析

PEST分析では、政治(Politics)、経済(Economy)、社会(Society)、技術(Technology)といったマクロの環境を分析します。マーケティング分析手法の1つですが社内のデータを使わない手法であり、市場よりも大きな環境を分析する点が特徴です。

このPEST分析は「マーケティングの神様」ともいわれるフィリップ・コトラー氏が発案した手法であり、新規参入を考える市場の分析に活用できます。そのため、海外市場へ参入する時にもぜひ活用したい分析手法といえます。

「政治」では法改正や法律、税制といった要因を分析し、「経済」では景気の動向や市場における消費者行動、そして経済の成長率といった要因を分析します。そして「社会」では人口動態の変化や流行、世帯構成や密度の変化といった需要に関わる要因を分析し、「技術」ではインフラや最新のIT技術、そして特許といった要因を分析していきます。

どんなにいい商品やサービスでも、世の中のニーズやトレンドにマッチしていなければ顧客に受け入れられません。PEST分析は、新たな市場に参入する時にまず行ってみたい分析方法の1つです。

SWOT分析

SWOT分析は、強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)の4つの要因で分析を行う手法です。内部環境と外部環境の両方の要因を分析するSWOT分析は、市場における自社の販売機会を見つけたり、脅威を分析することで課題を発見したりするときに活用されています。

また、マーケティングはもちろん、プラスとマイナスの要因を分析するという点で個人が自分の強みを分析する手法としても活用できます。

「強み」と「弱み」は自社のことで、自社が持っているリソースや強み、そして弱みを分析します。「機会」では環境の動向や競合の動きといった要因を分析して、販売のチャンスを見出しましょう。そして「脅威」ではマイナスとなる市場環境の変化や競合の特徴といった要因を分析して、課題を見つけます。

そのほかの手法については、「マーケティング分析の手法の代表的な方法とは?」でご紹介しておりますのでぜひ参考になさってください。

ご紹介した3つのマーケティング分析は単体で行うだけではなく、組み合わせて分析することもできます。3Cで業界の環境を分析した後にマクロな環境をPESTで分析して、自社のマーケティング戦略の目標をSWOTで分析するといったことも可能です。

マーケティングを成功させるポイント

前述したようにマーケティングの分析方法はいくつかありますが、自社との相性を考慮せず無作為に分析を行ってみても、有益な答えは導き出せません。

このデジタル時代に自社の商品やサービス販売を成功させるためには、「今、どんな情報が必要か」をまず考えることが必要です。

データが溢れるデジタル時代だからこそ、そのデータをどう分析するかが重要となります。分析によって自社が求める情報を導き出すことができれば、マーケティングは成功といえるのではないでしょうか。

まとめ

マーケティング分析で活用できる3つの手法についてご紹介しました。マーケティング分析というと難しいイメージがありますが、自社や競合、そして市場の特徴を元に戦略を考えることは多くのマーケティング担当者が行っていることで、あまり難しく考える必要はありません。

それぞれの分析手法の特徴を知っておき、新たなマーケティング分析が必要な時にぜひ活用してみてください。


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