マーケティング

B2B企業も無視できないソーシャルメディアマーケティング最新事情

HubSpotが勝手にツイートして、勝手に流入を稼ぎ、勝手にオートメーションして、勝手に弊社のサービスを売ってしまったので、びっくりしてしまい、本日は急遽ソーシャルメディアの最新事情について調べたので皆さんと共有します。

皆さんは「ソーシャルメディア」と聞いて何を思い浮かべますか?

FacebookやTwitter、Instagram、Google+あたりを思い浮かべる方が多いかもしれません。

そして、多くの企業では「一応、公式アカウントは持っている」「ホームページにはボタンを設置している」という場合もあるのではないでしょうか。

この記事ではソーシャルメディアの代表格「Twitter」の現在についてご紹介します。「今更なぜTwitter?」と思う方もいるかと思いますが、誤解されている部分が多いためその真実に迫りたいと思います。

B2B企業でソーシャルメディアは有効なのか?

B2B企業のマーケッターにとってソーシャルメディアマーケティングは鬼門のようです。リードプラスでもB2B企業のマーケッターからソーシャルメディアに関して以下のようなことをよく聞きます。

  • 一応公式アカウントは持ってるけど特に何もしてない
  • ソーシャルはB2Cには良いけどB2Bはダメでしょ
  • Webサイトにボタンだけはついてるよ
  • Twitterは若者が利用してるからうちの商品とはセグメントが合わないと思う
  • ソーシャルは売上に貢献しないよね

このようなことを聞いていると本当にそうだと思ってしまいがちです。筆者も以前はそう思っていました。

しかし、以下のHubSpotのソース分析をご確認ください。

HubSpotのソース分析

リードプラスのある期間のソース分析データ(HubSpotの画面)になります。ソーシャルメディアから1,322の流入があり、8名(0.6%)がコンバージョンし、その中の1名が弊社のお客様になりました。

(あまり大きな声では言えませんが、)弊社はそんなにソーシャルに力を入れていません。HubSpotのソーシャル機能を活用しているだけです。それでも売れているわけです。

つまり、B2B企業でもソーシャルメディアを活用したマーケティングは有効と言えるのではないでしょうか。

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インバウンドマーケティングとソーシャルメディア

多くの場合、インバウンドマーケティングを行うと人々に見つけてもらう手法としてコンテンツSEOが語られます。検索エンジンからの流入を確保する上で欠かせない取り組みですね。

もちろん弊社のこのブログもそのような目的を持っています。

そして、もう一つ人々に見つけてもらう有効な手段として重要な位置付けを占めるのがソーシャルメディアマーケティングです。

コンテンツSEOは、検索エンジンで上位表示されるまでに多くの時間を要します。その一方でソーシャルメディアは、コンテンツさえ良ければ一気に拡散されたん時間でリーチを稼げます。

自然に見つけてもらうことが前提のインバウンドマーケティングでは 、ソーシャルメディアは必要不可欠であると言えるのです。

Twitterに関するいろいろな誤解

初めにTwitterに関して、誤解されていそうな事を紹介してみます。
(「そんなの当たり前だ」と言われるかもしれません。少なくとも私は、少し誤解していた部分があります)

Facebookの方が優位?

まずは、ソーシャルメディアの中での位置づけです。利用ユーザーが多いのは、どのSNSでしょうか?

「Facebook」と答える人が多いのではないでしょうか。ところがThe Wall Street Journal2016年の初め、興味深い記事を載せました。

日本では、Twitterの利用者がFacebookを上回っている」という内容です。これは世界中を見ても特異のようです。つまり日本ではFacebookよりTwitterが多く使われているのです。

参考)ツイッター利用者、日本でフェイスブック上回る(2016/2/19 ウォール・ストリート・ジャーナル日本版)

Twitterの利用者は若者が中心なの?

「多く使われているのは知っているけど、若い層が多いんでしょう?」と思っているかもしれません。私も10代の利用率が高いと思っていました。

しかし次のような調査データもあります。男性では50%以上が30?歳以上を占めています。

Twitter年代別利用比率

参考)LINE、Facebook、Twitter…5つのメジャーSNSの男女別年代比率の徹底比較[2016年最新版]より抜粋させて頂きました(2016/2/26 App Ape Lab)

このサイトに掲載された解説では、近年30代以上の比率も上昇しているようです。もしかするとTwitterを使っていた世代がそのまま使い続けて30代以上の利用が高まっているのかもしれませんね。

「ツイート」なのか「つぶやく」なのか

Twitterでは、「ツイート(する)」「つぶやく」といった言葉がよく使われます。Twitterが最初に広まっていた時期には、「つぶやく」というのが代名詞のようになりました。

ところがこの「つぶやく」という言葉が、やや誤解を生んでいるのではないかという指摘もあります。「つぶやく」というのは独り言を表すような言葉ですが、どうして独り言が拡散されていくのか。よく考えるとちょっとおかしな感じですね。

これがTwitterの使い方や存在を誤解させているのでは、という有識者の意見もあり、最近は「つぶやく」ではなく「ツイート(する)」という方が多く使われてきているようです。

そんな言葉遊びみたいな事、と思われるかもしれませんが、意外とこうした表現は印象を強くします。

例えば「ユニットバス」と聞くと、「エーッ、お風呂とトイレや洗面台が一緒になっているのは嫌だ」と言う人もいるでしょう。

しかしユニットバスとは予め規格が決まっていて、短期間で組み立て工事ができるお風呂を指し、トイレや洗面台と一体になっているものではないのです(ちなみにこうしたタイプは、正式には「3点式ユニットバス」と呼ぶものです)。

話が逸れましたが、こんな風に言葉による印象はとても強いものです。

もし「つぶやく」という言葉でTwitterをイメージされている方は「ツイート」と意識して使うようにすると、よりソーシャルメディアマーケティングの専門家らしい視点で見えるようになるかもしれません。

Twitterをマーケティングに活用する

それでは実際に、Twitterをどのようにマーケティングに活用すれば良いのでしょうか?確認していきましょう。

アクティブサポート

個人的に非常に好きなのが「アクティブサポート」という手法です。

アクティブサポートとは、Twitter上で自社が関係する商品やサービスに対するユーザーの疑問や不満を見つけ出し、それに対して企業側から話かけるものです。

一般的にサポートと言えば、顧客から問い合わせが入った際に対応するという受動的な役割ですが、アクティブサポートはこれを能動的に行うという画期的な手法です。

アクティブサポートの対応範囲ですが、自社の商品やサービス以外に対しても不満や疑問があれば話しかけていくというやり方があります。

以前、富士通FMVサポート窓口だったと思いますが、FMV以外のパソコン利用者のOSの疑問に対するツイートに対して、Twitter上で話しかけているのを見ました。

すぐに買い替えたり、将来必ず自社の顧客になる保証はありませんが、営業、認知拡大、ブランディングなど多くの面で貢献できる取り組みになります。

富士通FMVサポート窓口

富士通FMVサポート窓口
URL)https://twitter.com/Fujitsu_FMV_QA/ 

リプライマーケティング

「リプライマーケティング」という言葉は聞いた事が無かったので調べてみると、Twitter上での困りごとや探しものをしている、というツイートに対して自社サービスの紹介を行うというマーケティング手法です。

アクティブサポートとかなり似ていますが、違いは見込み客の発掘に特化している事です。

サポートの要素はかなり低く、かつそのサービスを知らないユーザーに対してリプライをして新たな顧客創出をしていくと理解すると良いでしょう。

アクティブサポート、リプライマーケティングは共にTwitterを活用した積極的なOne-to-One Marketingと言えるのではないでしょうか。

※リプライマーケティングについては、下記のインタビュー記事が参考になります。
参考)Twitterの新しいマーケティング手法!「リプライマーケティング」とは?(ソーシャルメディアラボ)

Twitterで検索する人々が増加

デジタルマーケティングにとっての検索と言えばGoogleなどの検索エンジンですが、最近の調査では違った傾向も出てきています。

検索サービス利用比率

参考)若者はTwitterやInstagramで「検索」している(2016/2/10 RBB TODAY)

18歳から22歳に対して行われたアンケート調査によると、検索でよく使うものとしてGoogleがトップ、それに近い割合でTwitterが使われいます。

検索でTwitterを使う理由としては「速報」などリアルタイムにフレッシュな情報を入手することが可能であるとのことです。そして、検索エンジンは必ずしも自分たちが欲しい情報が出て来ないとも言っています。つまり、SEO対策をうまくしているサイトがGoogleでは上位に来るだけで、それは自分たちが求めるものではないということです。

私も以前、30代前半の知人に「何を使って情報を収集しているのか」と尋ねたところ「ソーシャルメディア」と即答された事があります。Twitterで検索しているのは若者だけとは今や言えないのでしょう。

なお、検索エンジンの利用数としては減少しているYahoo!にもツイートを検索する「リアルタイム検索」という機能があり、こちらはかなり使われているようです。

Yahoo!リアルタイム検索

Googleを中心にしたSEO対策も大切ですが、Twitterでの検索を行うユーザーに対するマーケティングも重要になっていきそうです。

テレビとTwitterの面白い関係

Twitterはテレビと相性が良いSNSとしても認知されています。スマホ利用そのものがテレビ視聴をしながら多く行われているという調査結果があります。Twitterをしながらテレビを見ているという姿は、容易に想像がつくでしょう。

「ながら視聴」ではテレビもTwitterも集中されていないためマーケティング効果が低いのでは?と思うかもしれません。ところが実際には「テレビCM想起率が高くなる」「購入意向が四倍になる」というプラスの調査結果も出ています。

参考)Twitterへのエンゲージメントが高い視聴者はテレビCMの広告想起率が高いことが判明!(2016/3/28 movieTIMES)

また、Twitterには「テレビターゲティング」という広告メニューが用意されています。特定のテレビ番組に関するツイートをしているユーザーに対して広告配信をするサービスです。

参考)テレビターゲティングが正式に始まりました(2015/2/4 Twitter Blogs)

Twitterには広告メニューが多くありますが、このように他のメディアと連動し、その特性を生かしたものを試してみると良さそうです。

Twitterの取り組みにも勢い

冒頭で紹介したようにFacebookを利用者で上回っているという事もあってか、日本のTwitterは非常に活発に活動しています。

ビジネス活用セミナーも無料で定期的に開催されているので参加してみるといろんなアイデアや参考情報がもらえそうですよね。

自社主催での単独セミナーの開催、地方セミナーの依頼なども相談ができるようなので、今後Twitterでのマーケティングに力を入れたいと考えている方は、問い合わせてみると良いのではないでしょうか。

参考)Twitter Japanセミナー案内(Peatix)

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