オプトイン・オプトアウトって何?

 2020.04.28  カスタマーデータ活用ポータル編集部

個人情報を管理するサービスを提供している企業にとっては、避けては通れない個人情報管理。改正個人情報の中心をになっている「オプトアウト」規定の設定および厳格化が指摘されています。

そこで本稿では、マーケティング用語として使われている「オプトイン」と「オプトアウト」について解説します。

オプトイン・オプトアウトとは?

オプトイン

オプトイン(Opt-in)とはユーザーが企業からの情報を受け取ることや、自信に関する情報の利用について事前に許可を与えることを意味します。マーケティング用語としてはメールマガジンにて、事前に配信許諾を得ている状態や、許諾を得ることを意味します。ちなみに言葉そのものの意味は「同意する」「参加する」などとなります。

そして、ユーザーの同意を得た上で配信するメールをオプトインメールと呼びます。多くの場合はWebサイトや広告を見て興味を持ったユーザーが、登録フォームからメルマガ配信登録を行うことでオプトインが成立します。

この他、ECサイトでの会員登録や商品購入時、セミナー受講の申し込みの際にメルマガ登録の項目を作成して、オプトインを求めるケースもあります。オプトインメールとして送信すればメール配信時に迷惑メールに分類されないので、メルマガの開封率や広告効果向上が期待できます。

オプトアウト

一方、オプトアウトはその逆でユーザーが「これ以上の情報を受け取りたくない」と思った時に、メルマガ登録を解除したり配信拒否設定などを行ったりすることを意味します。メルマガ配信の際は、ユーザーがいつでもオプトアウトできるように拒否設定ページへの導線設置が義務付けられています。一度許可したユーザーも、後々メルマガ配信を望まなくなる可能性があります。

ユーザー視点から考えるオプトイン

Webサービス等を提供している事業者側から見たオプトインは、「メルマガ配信についてユーザーの許可を得る」ことです。では、ユーザーから見たオプトインとは何でしょうか?

それは「メルマガへの登録」という行動になります。誰もが経験のあることですが、メルマガ登録では個人情報を記入しなければいけないことも多いため、ユーザーには心理的負担が少なからずかかります。

そのため注意しなくてはいけないのが、「気づいたらオプトインしていた」という設計をしてしまうことです。大切なのは「このメルマガを読んでみたい」「このWebサービスから常に最新情報を届けてほしい」と思わせた上でオプトインを得ることです。

メルマガやWebサービスに対した興味がないユーザーからいくらオプトインを獲得しても、評価は上がりませんしむしろ下がることもあります。より好意的なユーザーからオプトインを得ることが事業者にとってもユーザーにとっても良いことなので、目先の利益のとらわれないよう注意しましょう。

オプトインを得る方法とは?

一般的な方法でいえば、Webサービス上にメルマガ登録フォームを設定しておいたり、問い合わせをしたユーザーに対してメルマガ登録を促したりすることでオプトインを獲得します。注意すべきは、前述のように気づいたらオプトインしていたという状況を避けることです。そのため、メルマガ登録に関するチェックボックスなどをあえて小さく表示することは注意してください。オプトインとは「当該操作によってメルマガ配信が行われること」と「メルマガ配信について許可をする意思表示をしてもらうこと」、これらの条件を満たすことがオプトインです。

従って、ユーザーが理解しやすいように大きめのフォントでメルマガ登録に関する情報を掲載したり、メルマガ登録に関する意思表示を確認するポップアップを表示したりと、万人が見ても分かりやすい状態でオプトインを取得しなければいけません。

オプトインもオプトアウトも分かりづらいメルマガや、配信停止設定がわかりづらいメルマガなどは迷惑メールと認識される可能性があり、せっかくの施策も効果半減になってしまいます。また、企業のブランドイメージを崩すことにも繋がるので、必ず分かりやすい形でオプトインを獲得しましょう。

また、オプトインと分かりづらい表記の他にも、ページを何度もスクロールしなければオプトインについて確認できないような場合も要注意です。ユーザーが誤って登録する可能性が少しでもあると、オプトインとして認められずに特定電子メール法に抵触する可能性もあります。

特定電子メール法とは?

特定電子メール法*(特定電子メールの送信の適正化等に関する法律)は2020年4月に施行され、2008年12月の改正ではオプトアウトでのメルマガ配信が禁止され、オプトインを前提としたメルマガ配信が標準になります。ちなみに特定電子メールとは、事業者が営業や高校、宣伝のために配信するメールのことです。

オプトイン・オプトアウトの要件に関する記述がされているので、マーケティング担当者は必ず1度は目を通しておきたい法律です。メルマガ配信をスタートする際は、オプトイン・オプトアウトについてよく理解した上で取り組みましょう。

参考情報:特定電子メールの送信の適正化等に関する法律のポイント

まとめ

いかがでしょうか。顧客情報の取り扱いは、グローバルレベルで厳格化が進んでいます。ヨーロッパを中心に進むGDPR対応や、日本国内でもISMSやIS27001、個人情報保護法を各種法規制が存在し改定も進んでいます。一方、今後の企業活動における顧客との関係は、LTVの観点から長期間における関係維持と、顧客生涯価値を最大化することが求められています。

[これからの顧客データ管理 ]
・法令を遵守し、顧客の同意を得たものだけを活用
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